第13章 突然の出血、パニック!

霧島絢香は痩せすぎだ。見ているだけで胸が痛くなる。

絢香の胸の奥がふっと温かくなり、笑って言った。

「大丈夫。ちゃんと自分のことは自分で守るから」

そうして深く息を吸うと、余計な雑念をすべて沈め、意識をまっすぐデザインへ注ぎ込んだ。

――祖母の腕輪は。

海外なら、修復してくれるところがあるかもしれない。望みはそこに賭ける。

その日。

絢香は時差に追われながらも、仕上げた稿を送信した。

彼女の作風は、いつも無駄がない。なのに冷たくない。

端正で大きな構えの中に、東洋的な繊細さが息づいている。

作り込んだというより、最初からそこにあったみたいな――そんな自然な韻が目を引いた。...

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