第46章 桜井陽菜が入院

桜井陽菜の顔色が、青くなったり白くなったりと忙しい。掌には冷たい汗がびっしりと滲んでいた。

浅倉夕菜の言葉は、ことごとく彼女の急所を突いてくる。

そして向かいの席では、霧島絢香が静かにこちらを見ている。

その無関心にも見える視線が、陽菜にはむき出しの嘲笑にしか映らなかった。

感情が煮え立ち、胸が大きく上下する。

霧島絢香は細い眉をわずかに寄せ、これ以上の膠着を嫌ったのか、タブレットを取り出した。

「それで。あの指輪、どう直したいの?」

桜井陽菜は深く息を吸い込み、怒りで震える声を絞り出す。

「雅人が言ったの。ダイヤが小さすぎるって。デザインも地味で、華がないって……私にみじめ...

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