第167章

翌日。

検査結果を目にした吉田陽斗の顔色は、ますます険しくなっていた。

貧血だ。それも中等度の。

だが、おかしい。彼が鈴木七海に処方した薬には、造血剤も含まれているはずだ。常識的に考えて、ここまで酷い貧血になるはずがない。

それに、もっと重要な点がある。現在の鈴木七海には、明らかに躁鬱の兆候が見られるのだ。

なぜだ?

「最近、何を食べていた?」

吉田陽斗は眉を寄せた。鈴木七海が何か体に合わないものでも口にし、そのせいでここまで衰弱したのではないかと疑ったのだ。

「あいつ、最近はずっと食欲がないんだ。口にしたのはあんたが決めたメニュー通りのものだけだ」

小林大雅が真剣な面持ち...

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