第323章 協力

そのマネージャーは、文星エンターテインメントに所属していた。

上村愛美が白崎グループとの契約解除を発表して以来、裏では多くの芸能プロダクションのマネージャーから連絡が殺到していた。

今の彼女は芸能界での評判が決して良いとは言えないが、まさに「悪名は無名に勝る」である。多くの事務所がこの熱量に乗じて、彼女をさらに売り出そうと目論んでいた。

それに、彼女がかつて白崎政光の妻であったことは周知の事実だ。彼女の機嫌をとっておいて損はない。

上村愛美は眉間を揉みほぐし、ようやく電話に出た。

「周さん、言ったはずよ? 考えがまとまったらこちらからかけ直すって。どうして何度もかけてくるの」

白...

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