第324章 鷸蚌の争い

あいつが提携したいだと?

まったく、身の程知らずにもほどがある!

だいたい、中村健のような利益至上主義の男が、ただ甘い汁を吸おうと企んでいるだけなのは目に見えている。

今後もし佳行グループや聖生グループに何か問題が起きれば、真っ先に逃げ出すのは間違いなくあいつだ!

あんな男と手を組むなど、反吐が出る!

……

「案の定、鈴木七海にすげなくあしらわれたようだな」

中村グループに戻り、中村健がオフィスに足を踏み入れた途端、松本暉の声が耳に飛び込んできた。

中村健は力なく顔を上げて一瞥しただけで、まともに取り合おうとはしなかった。

その時、松本暉はロボットプロジェクトに関する資料に...

ログインして続きを読む