第391章 松坂利之のビデオ

「毒薬の足取りを追って店を一軒突き止めました。店主の話だと、毒を買いに来たのは顔に火傷の跡がある男で、年は四十前後に見えたそうです」

火傷……?

鈴木七海と佐藤奈須は目を合わせ、同時に眉をひそめた。

そんな特徴の人間を見つけるのは難しい。つまり、この線での捜査はほぼ空振りということだ。

鈴木七海は額に手を当て、ゆっくりと言った。

「わかりました、京藤さん長。お疲れさまでした。これ以上の手がかりが出ないようなら、戻ってきてください」

だが、京藤宏史は首を横に振る。

「鈴木さん。新しい手がかりは掴めませんでしたが、思いがけない話を聞きました。あの闇市に天坂武雄って男がいるそうです。...

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