第453章 解毒手術の準備

島にあったものは、すべてきれいに運び出されていた。

実験設備すら、一つ残らず移送済み。

捜索班は島中を駆け回り、ほとんどひっくり返す勢いで調べ尽くした。

けれど最後に見つかったのは、意味不明な数列が一つだけだった。

そしてそのデータは、島に関するほかの情報とともに、ほどなくして佐藤奈須のもとへ届けられた。

連絡を受けたとき、彼は山下真衣と一緒にいた。

二人は重い空気のまま、無言で視線を交わす。

先に口を開いたのは山下真衣だった。

「この情報、本当なんでしょうか。警察が私たちに隠している可能性はありませんか」

あの小島は、黒田星奈の根城だ。

中にある情報はどれも外に出せない...

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