第462章 黒田星奈の落ち着き先

メモに書かれていたのは、一見すると意味のない、見覚えのある数字の並びにしか見えなかった。

だが佐藤奈須と鈴木七海は、ひと目でそこに緯度経度と都市幹線のコードが紛れていることを見抜いた。

番地のレベルまで、寸分違わず。

鈴木七海は慌ててスマホを取り出し、検索を始める。

座標を確定させた瞬間、表示された場所が自分の足元のこの街だと分かり、彼女はふいに中村健の意図が読めなくなった。

二人は指示どおりにさらに絞り込む。

ほどなく、完全な住所が導き出され、対応する建物まで特定できた。

「……これ?」

鈴木七海は眉を寄せ、都市の俯瞰図を呼び出す。

輪郭からして、一般の戸建て住宅ではない...

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