第463章 村上明慶が行方不明

松坂利之の脳裏に、地下室の存在がひらめいた。

「病院みたいなでかい施設なら、でっかい地下空間があるに決まってる」

「……俺としたことが。黒田星奈の用心深さなら、上なんかにいるはずがない。地下を使わない手はないだろ」

三人は足早に地下への出入口を探し当てた。松坂利之が扉をこじ開けようとした、その瞬間。

鈴木七海がとっさに止める。

「だめ」

首を横に振り、重い声で言った。

「来るのが急だった。警備も連れてない。迂闊に突っ込めない」

「今日ここに来た時点で、もう藪をつついたようなものよ。この機会を逃したら、次に彼女を見つけるのは難しいわ」

松坂利之は譲らない。

「おまえらじゃ動...

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