第469章 浅海武治の追求

浅海家の面影がちらつくその資料を、佐藤奈須は何度も何度も突き合わせて確認した。

表向きに痕跡がないなら——次は裏だ。

中村健と浅海家が、最近どこかで接点を持っていないか。重なる事業領域がないか。彼は水面下で洗い直しを始めた。

一方で、浅海氏と佳行グループの取引は、相変わらず堅調に進んでいる。

もし、この二家がすでに前から線を繋いでいたとしたら。

自分と鈴木七海は、確かに用心を重ねる必要がある。

佐藤奈須が裏で動いているのと同じ頃、鈴木七海もまた、この騒動の後始末を淡々と片づけていた。

株価は安定。

事件前よりはわずかに落ちているが、許容範囲だ。時間が経てば、いずれ戻る。

そ...

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