第180章 事実上の軟禁

西園寺希美が目を覚ますと、頭上の照明が突き刺さるように眩しく、目の奥が痛んだ。反射的に目を閉じて顔を背けると、すぐに傍らにいた人物が反応した。

「西園寺さん?」

恐る恐るといったその声は、微かに震えていた。

西園寺希美が目を開けると、そこには涙を浮かべた晴山がいた。彼女は希美の意識が戻ったことに気づくと、すぐに安堵の笑みを浮かべて言った。

「よかった……西園寺さん、やっと目が覚めたんですね。どこか気分の悪いところはありませんか」

特段、体に不調は感じない。西園寺希美は反射的に首を振った。

それを見た晴山はさらに胸を撫で下ろし、脇にあるナースコールのボタンを押した。

その隙に、希...

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