第66章 望むのは彼女だけ

「みんな、もうひがむのやめなよ。相手の男は正面こそ写ってないけど、どう見てもイケメンじゃん。背は高いし、スタイルもいいし……とにかく私はうらやましい」

コメント欄は当初、温井知夏を「ふしだらだ」「尻軽だ」と叩く声ばかりだった。だが次第に、話題は妙な方向へそれていく。

「もう正直に言うけどさ、こういうイケメンに左右から囲まれる生活、みんな一回はやってみたくない? 私はめちゃくちゃやってみたい。立候補するイケメンいたら挙手して~!」

「ねえねえ、こっち見てこっち見て!」

「ちょっと何なの? なんでコメント欄で勝手にお見合い始めてるの。もっと真面目にしてよ。話題を不倫の件に戻してくれない?...

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