第166章 迎えに来る

来栖琴音が料理の内容を確認する間もなく、北川佳澄がさっと駆け寄り、店員に小声で言った。

「すみません、何か間違ってませんか? 私、これ頼んでないんですけど」

店員は迷うそぶりもなく配膳を続け、きっぱりと言い残す。

「こちらはお客様の追加注文で間違いございません。この個室は本日ほかのお客様のご案内はございませんので、提供ミスは起こりえません」

北川佳澄は焦って食い下がった。

「そんなはずないです! 注文したのは全部私ですし、何を頼んだか把握してます。いったん止めてください、すぐ確認を。もし間違ってて食べられたり汚れたりしたら、私、責任取れませんから!」

そのとき、来栖琴音もようやく...

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