第18章 警告

曾我教授は言葉を継いだ。

「それと、もう一つ言っておく。このプロジェクトがどのレベルのものか、ここにいる全員わかっているはずだ。この席に座っている人間は、全員俺が自分の目で選んだ。コネで入ってきた奴は一人もいない」

視線が出席者をなぞり、ぴたりと止まる。二秒。

「今後、陰で人のことをあれこれ言ったり、くだらない小細工をしたりする奴がいたら――辞表なんていらない。俺が直々に出て行ってもらう」

空気が、ずしりと沈んだ。

さっき給湯室で太田美那の噂話を聞いていた数人が、黙って視線を落とす。

「以上。解散」

椅子が引かれ、皆がぞろぞろと立ち上がって出ていく。

林田柊も手早く資料をまと...

ログインして続きを読む