第24章 適当に選ぶ

週末は祖母に二日付き添っていたせいで、白鳥北斗は林田柊に一度も電話をかけてこなかった。

林田柊のほうからも、かけなかった。

S市に戻ると、彼女はそのまま研究室へ潜り込んだ。曾我教授に振られていたデータ再確認の作業が一日分たまっている。遅れを取り戻さなければならない。

月曜の退勤後、小寺清からメッセージが届いた。

「柊ちゃん、ショッピングモール付き合ってよ。ネックレス欲しいんだ」

その文面を見て、林田柊はふっと口元をゆるめた。

「いいよ。場所送って」

小寺清は即座に、歓声を上げているスタンプを返してきた。

モールはA市の中心部にあり、林田柊が以前住んでいた場所からもそう遠くない...

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