第48章 付属品

8時ちょうど。ようやく別荘の玄関扉が外から押し開けられた。

白鳥空弥が、白鳥北斗の手を引いて入ってくる。

白鳥空弥は仕立てのいいスーツ姿で、ネクタイだけが少し緩んでいた。

その顔には気負いも後ろめたさもない。年長者をこれだけ待たせたという窮屈さなど、まるで感じていないようだった。

北斗は両腕で、巨大な限定版トランスフォーマーの箱を抱えていた。興奮で頬が赤い。

「ひいおばあちゃん、見て! これ、祈おばちゃんが買ってくれた新しいおもちゃ! いっしょにすっごく長いこと選んでくれたんだ!」

玄関を入るなり、北斗は空弥の手をぱっと振りほどき、白鳥家の老夫人のもとへ駆けていった。

さっきま...

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