第169章 彼女が両親を殺したことを恨む

檸檬は冷ややかに言った。「名字を変えるなんて言ってません」

 名前は両親がつけてくれたものだ。それを守るつもりだった。

「だが、お前の今の行動は、名字を変えるのと何が違う? 正月に、どの面下げて両親の墓参りに行くつもりだ?」

「両親を盾に私を責めないでください」

「檸檬、そもそもお前がケーキを買いに行きたいと言い出したから、お前を可愛がっていた両親がお前と一緒に外出したせいで交通事故に遭ったんだろう。あの時、魑魅魍魎どもが湧いて出て、うちの財産を奪おうと、俺たちを食い物にしようとしたんだぞ!

 俺一人が全てを背負って、雲雀市でゼロから起業して、ようやくお前に良い暮らしをさせてやれるようになった...

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