第200章 北斗兄さんの手を折ろうとしているのか?

檸檬は北斗をちらりと一瞥した。その視線には嘲りが含まれていた。

その表情を見た北斗の胸中で、怒りの炎がじりじりと燃え上がった。

彼は殴りかかろうと手を振り上げたが、檸檬は微動だにせず、ただ漆黒の瞳で彼を見つめている。

北斗はぐっとこらえ、最終的には檸檬の腕を掴み、沙奈の前まで引きずっていって謝罪させようとした。

檸檬は迫ってくる北斗兄さんの手を見つめると、逆にその腕を掴み、力任せに捻り上げた。

北斗は途端に顔面蒼白になり、抵抗しようとしたものの、腕の痛みはかえって増すばかりだった。

沙奈は顔色をがらりと変え、慌てて割って入った。「檸檬、何してるの、手を放しなさいよ!」

「檸檬姉さ...

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