第242章 兄貴もヒモだったんだね

「きゃああああっ!」

 死ぬ間際のような湘子の絶叫が、会場全体に響き渡った。

 檸檬は取り出した胸パッドを、そのまま湘子の顔に叩きつけた。

「私は男じゃないんだから。その偽物の胸をこっちに押し付けないでくれる? 次やったら、その偽乳、握り潰すから」

 檸檬は湘子のことを誰よりもよく知っている。

 前の人生で、湘子は宴に気に入られようとして、わざわざ病院で豊胸手術まで受け、清純派の巨乳美女へと変貌を遂げたようだ。

 おそらく男というものは皆そっちの方が好みなのだろう、宴をすっかり夢中にさせていた。

 湘子は恥ずかしさと怒りで顔を赤らめる。

「檸檬、あんたこそ偽乳でしょ! 私に嫉妬して...

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