第321章 今度こそ檸檬は絶対に死ぬ

東弥は振り返り、霧人を睨みつけた。「黙れ。檸檬も高坂家の一員だ」

 湘子はその言葉を聞いて、嫉妬で気が狂いそうになった。

 檸檬のあのクズ、もう家とは縁を切ったくせに、今更どの面下げて高坂家の一員だっていうの?

 檸檬は沙奈の手から招待状をひったくり返す。「よく見たなら返して」

 沙奈は内心、面白くなかった。招待状は本物で、名前も書き換えられた形跡はない。

 沙奈は湘子に気づくと、見下したような口調で言った。「あなたたち高坂家なんかが招待状をもらえる資格があるの?」

 湘子は笑みを浮かべた。「もちろんですよ。兄は中村夫人から直々に招待されたんですもの」

 「ちっ、成金一家が」

...

ログインして続きを読む