第336章 ぶりっ子がついに本性を現した

東弥の顔色があまりに目まぐるしく変わるのを見て、檸檬は気分を良くし、夕食の箸がいつもより進んだ。

東弥が彼女を睨みつける。

「檸檬、いい加減にしろ」

「あら、もう怒ったの? 器が小さいわね。長男なんだから、もっとどっしり構えてなさいよ。そんなに細かくてどうするの。家族なんだから、『損して得取れ』って言うでしょ?」

檸檬の言葉の連打を浴び、東弥は怒りで席を蹴って出て行った。

檸檬は思わず吹き出した。これもすべて、東弥が以前、口癖のように言っていた言葉をそのまま返しただけだ。

「檸檬、お前に家族を語る資格があるのか? 自分のやったことを見てみろ。家族のすることじゃないだろうが」

檸檬は...

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