第6章
翌朝、デクランは治療棟でブライオニーを問い詰めた。
「私の娘がどこへ移されたのか教えてほしい。レン・マーサーだ。ロザリーの隣の部屋にいたはずなのだが」
ブライオニーは乳鉢から顔を上げ、困惑した様子を見せた。「移された? 治療は完璧でしたよ。拒絶反応も全くありませんでしたし。彼女のために宴を開いたじゃありませんか、覚えていないんですか?」
デクランの顔から血の気が引いた。「あれは……私の娘ではない。ロザリーは友人の子供だ。私の娘はレンだ」
乳棒を動かす手が止まった。ブライオニーは長い間、彼をじっと見つめた。
「ああ」彼女の声から感情が消えた。「それなら、私からは何もお教えでき...
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チャプター
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