第7章

 一週間後、教会で私の葬儀が執り行われた。

 上流階級の人間がこぞって参列し、叙勲式で私と面識のあった者たちは皆、哀悼の意を表しに訪れた。

 来賓が弔辞を述べ、私の優秀さと謙虚さを讃える。

 家族は棺の前に立ち、ただ黙って頭を垂れていた。

 彼らは、常に関心を引こうとあがく「厄介者」としての私しか知らない。

 私がどれほど優秀だったのか、どれほどの苦痛に耐えてきたのか、何ひとつ知らなかったのだ。

 夜、英介は私の墓前に跪き、一晩中そこを動こうとしなかった。

 だが、今さらそんなことをしても何の意味もない。

 美紀子は墓前にティラミスを一皿供えた。

 彼女はやっと、私が幼い頃...

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