第44章 まるで別人になったかのようだ

有川紘樹は眉をひそめると、すぐさま病院へ向かった。

病室に着くと、佐伯薫がベッド脇に腰かけていた。目の縁は赤く、顔色も悪い。ひどく消耗しているように見える。

その横には有川菜央が付き添い、心配そうに薫を見上げていた。

「薫おばさん、泣かないで……」

佐伯薫は無理に口元を上げる。

「大丈夫よ。ちょっと……悲しくなっただけ」

「どうして悲しいの?」

菜央はまだネットで何が起きているのか知らない。瞳にあるのは、ただまっすぐな心配だけだった。

そこへ有川紘樹が入ってきて、その光景を見て口を開く。

「俺はこれからランティンへ行って、佑奈に会ってくる。佑奈ならユナに繋げる手があるはずだ...

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