第024章

藤原雅彦の気迫が一枚上だった。結局、藤原行船は大人しく歩み寄り、

「叔父さん」

と頭を下げる。

藤原雅彦は「……うむ」とだけ応じ、向かいの三人をひやりと値踏みするように眺めてから、菅田友香へ顎をしゃくった。

「行くぞ。先に入る」

そう言うや否や、ふんぞり返るようにして菅田友香と藤原陽向を連れ、真っ先に門をくぐっていく。

藤原行船は目を細め、藤原翔太の手を引いて後に続いた。

菅田有紀は一歩遅れ、藤原行船の背後につく。

けれど誰の視線も届かない場所で、彼女は指を折れるほど強く握り締めていた。

菅田友香……藤原雅彦に取り入ったくらいで、いい気にならないで。結局、いま藤原グループを...

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