第43章

朝の光が床まで届く大きな窓から差し込み、深いグレーのシーツの上に金色の帯を落としていた。

二谷夜子の寝相は昔からひどい。すらりと長い脚を伸ばした、その足裏がふいに、熱を帯びた引き締まったものに触れた。

はっと目を開けた瞬間、すぐ目の前に深いまなざしがあった。

藤原右京が上半身裸のまま、彼女の隣で横向きに寝そべっている。朝の光に筋肉の線が蜜色に縁取られ、片手で頬杖をつきながら、じっと彼女を見ていた。

――帰らなかったの?

昨夜、彼に客間まで抱き運ばれたあと、二人はもう一度身体を重ねた。

そのあと彼は冷えた顔のまま書斎へ行ったはずなのに、今はなぜか彼女のベッドにいる。

「おはよう、...

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