第125章

「羽鳥さん?」

羽鳥が訪ねてきたことに神代雪璃は少し驚いたが、すぐに白石悠真から居場所を聞いたのだと察した。

羽鳥は彼女の前まで歩み寄ると、しげしげと観察し、呆れたように言った。

「なんて格好してるの。やつれちゃって」

「ダイエットの手間が省けてちょうどいいですよ。痩せたくても痩せられない人も多いんですから」

神代雪璃は自嘲気味に笑ってドアを開け、後ろに控える医師に尋ねた。

「今から検査ですか?」

答えたのは白石悠真だった。彼は日差しの中で爽やかに微笑み、口元のえくぼを深めた。

「お身体の状態は概ね把握していますから、大掛かりな検査は不要ですよ。今日は緒方先生に付き添っていた...

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