第192章

二人が去った後、数人の少女たちも中に入ろうとしたが、入口の係員に手を遮られた。

「申し訳ありません。先ほどのお客様より、招待していない方はお通しできないとの言づてですので」

少女たちがいくら食い下がっても、係員は「申し訳ありません」の一点張りだった。結局、彼女たちは諦めて立ち去るしかなかった。

シアター内では、本編はまだ始まっておらず、スクリーンには近日公開予定の映画の予告編が流れていた。

薄暗い照明の下、赤いシートはすでに観客で埋め尽くされている。

「こんなこと、する必要なかったのに」

神代雪璃(かみしろ・ゆかり)は言った。

ニュースはすでに流れてしまった。一・二人の口を塞ぐ...

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