第217章

カチ、カチ。

枕元に置かれたキャラクターの目覚まし時計が刻む秒針の音が、やけに鮮明に響く。それに呼応するように、神代雪璃の心臓も早鐘を打っていた。

七時二十分。

あと十分。

神代雪璃は上半身を起こすと、部屋のメイン照明を消し、サイドテーブルのスタンドライトだけを残した。

天井を少しの間見つめ、再びベッドに横になる。しかし二分もしないうちにまた起き上がり、メイン照明のスイッチを入れた。

明るすぎると、後で二人が気まずくなるだろうか?

神代雪璃は眉をひそめ、また明かりを消した。だがベッドに戻る前に、思い直して引き返し、再び明かりをつけた。

霧生嵐は残飯をゴミ箱へ流し込み、汚...

ログインして続きを読む