第48章

小野寺礼臣に連れられて店に入ると、店員がすぐに車のキーを持ってきて、私たちを別棟のVIP展示ホールへ案内した。

カバーがするりと外される。目の前に現れたのは、新型のランボルギーニ。目が痛くなるほど鮮やかな赤だった。

「どう? 気に入った? 一か月以上待って、やっと届いたんだ」

手柄を褒めてほしい子どもみたいに、小野寺礼臣が首を傾げて笑う。

あまりに派手なそのスーパーカーを見て、言えることはひとつだけだった。この人、趣味が独特すぎる。

「この色、さすがに目立ちすぎじゃない? そんなに派手でどうするの。別の色にしたら、自分でも乗れたでしょ?」

小野寺礼臣は笑ったまま、まっすぐ私を見る...

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