第147章

帝都病院の中。

「もう三日よ。あれだけ危ない橋を渡って、美月を精神科に移すのを許したのに……あの子、まだあんなに苦しんでる。自分を傷つけないように縛るしかないなんて……」

「美月は芸能人なのよ。あんなに綺麗でいることに命を懸けてる子が……いまは額に傷が残っただけじゃない。身体じゅう、自分でつけた引っかき傷だらけで……」

「こんなの、胸が張り裂けるじゃない……!」

「絶対、酒井初音よ。酒井初音がうちの美月に何かしたに決まってる。ほらね、家に連れ戻したときから、あの子は恩知らずの顔してた。あなたが聞かないから……お義父さんの言うとおり久世家に置いてやれなんて……!」

「そのせいで、美月...

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