第187章

決勝のリング上。

決勝は、それまでの昇格戦とは根本から違う。

ファイナリスト10人は、開始と同時に――まるで闘技場の殺し合いみたいな、乱戦形式の総合格闘をやらされる。

ルールは単純だ。

使う技は何でもいい。自分の得意な格闘術で殴り合え。

10人のうち、誰か1人でも倒れたら、その時点で失格扱い。

そして、この仕組みの下では――表に出ない汚い取引が、当たり前みたいに育つ。

中級戦を勝ち上がった10人は、たいてい事前に裏で徒党を組むのだ。

中級で目立った「ダークホース」をまず潰す。

危険度の高い選手を、集団で踏みつけて沈める。

リングに残るのが3人になるまで、それを続ける。

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