第27章

彼らが会社に入ってからというもの、新山晃の会議に遅刻した人間の末路は、たったひと言で決まっていた。

――消えろ。

かつて、ある幹部の息子がコネでRGに入社し、幹部の息子という立場を盾に会議へ遅刻したことがある。新山晃は、その息子だけでなく、庇った幹部ごとRGから叩き出した。

それが、人々の目に映る「最も恐ろしい企業」RGだ。研修期間の選抜は苛烈を極め、千人に一人まで絞られることもあるという。だが一度入ってしまえば、後の人生は安泰――誰もがそう口にした。

「新山社長、それでは始めてもよろしいでしょうか」

幹部の一人が額の薄い汗をハンカチで拭いながら尋ねた。

「何を始める」綾野大翔が...

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