第49章

「浩平は――」

「ガンッ!」

新山晃は星野結花のスマホをひったくると、容赦なく床へ叩きつけた。

次の瞬間、彼の手が結花の喉元を掴む。

「言え。誰だ」

苛立ちが、声に滲む。

「男か、女か!」

「……男……っ」

結花は眉をきつく寄せ、必死に手首を掴んで抵抗する。

「痛い……やめて!」

「男だと? 星野結花……いい度胸してるな」

深い瞳に、底なしの怒り。もう片方の手は拳を握りしめ、晃は結花を怒鳴りつけた。

「明日、会いに行くつもりだったのか? 残念だが――お前は二度と、この部屋から出られない」

彼の前で小細工を弄する人間など、今まで一人もいなかった。

今の新山晃は、見て...

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