第240章 欲しい答え

司が纏う独特の気配と肌から伝わる温もりが、昭子の震える心をひとまず鎮めてくれた。

彼女もまた、縋るように司の背に腕を回し、その口づけに応える。昨夜の悪夢が、昭子に自身の本心を痛いほど自覚させていた。もし本当に司がいなくなってしまったら、自分はきっと壊れてしまうだろう。

彼女の積極的な反応に、司の瞳の奥で情欲の色が濃さを増す。彼は昭子の腰を強く引き寄せ、その耳朶に優しく唇を這わせながら低い声で囁いた。

「昭子、家に帰ろう。いいか?」

昭子は顔を上げ、真剣な眼差しで彼を見つめる。言葉にはしなかったが、その瞳は司に対し、これ以上ない肯定の答えを告げていた。

司は彼女を軽々と横抱きにすると、...

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