第325章 彼女に代わりをさせる

ジョージのその言葉は、一見すると譲歩したかのように聞こえるが、その実、ユウちゃん自身に引き金を引かせようとする脅迫に他ならなかった。

ユウちゃんは激しく葛藤した。もしパパが撃てば、間違いなくおじさんの心臓を狙い、確実に命を奪うだろう。

だが、自分が撃つのなら――外すかもしれない。あるいは、弾が入っていない空砲という可能性だってある。

そう思い至ると、ユウちゃんは首を横に振り、拳銃を受け取った。

「私が、やる」

言い終わるや否や、彼女は素早く銃を構え、桐山涼に狙いを定めると、迷いなく引き金を引いた。

乾いた銃声と同時に、ハワードの悲鳴が響き渡る。

「ユウちゃん! その人は君の実の父親...

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