第413章 篠崎修斉を怒らせて追い払う

古川蘭は言葉に詰まった。江口美月と望月延、そしていつの間にか席に着いている篠崎修斉へと視線を彷徨わせる。結局、彼女は無言のまま背を向け、人数分の取り皿と箸を用意するためにキッチンへと向かった。

篠崎修斉は遠慮というものを知らなかった。大皿の料理をフォークで突き刺すと、ふてぶてしい態度でゆっくりと口に運ぶ。だが、最初の一口を飲み込むかどうかのタイミングで、全員の視線が自分に集中していることに気づいた。

「食わねえのか? 何ジロジロ見てんだよ」

憎まれ口を叩きながらも、篠崎修斉は篠崎司の方を一切見ようとしなかった。ヘタに兄と目を合わせれば、即座に叩き出されるという恐怖があるからだ。

実際、...

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