第122章

この日記はそれほど長くないが、その中に含まれている内容は非常に豊富で、しかも語調や行間から、海子が心地よい気分でこの日記を書いたことが分かる。心地よい気分の理由は、彼女が私からの贈り物だと勘違いしているあのブレスレットのせいだった。

私が永遠に見ることはないと彼女が思っているこの日記を読み終えて、心の中は複雑な思いで一杯だった。海子と父の関係は毎回、私に酸っぱい気持ちと刺激を同時に与える。その正反対の矛盾した心理が心の中で暴れ回り、この心理状態は最初から最後まで変わったことがない。いつか自分に刺激と興奮だけが残って、酸っぱい気持ちがなくなればどんなにいいだろう。ただ、自分に本当にそんなに達...

ログインして続きを読む