第129章

一夜明けて、私が朝起きて洗面を済ませ朝食を取る間も、父は一向に寝室から出てこなかった。恐らく昨夜の衝撃で私と顔を合わせるのが怖くて、寝室で寝たふりをしているのだろう。

朝食を済ませると会社に向かい、忙しい一日が始まった。その日の午後、ネットで注文していた精力剤が届いた。オフィスで荷物を開けると、包装の粗雑な精力剤が二袋入っている。父がこれを飲んで海子を死ぬほど激しく抱いた夜を思い出すと、内心でひそかに期待が湧いてきた。精力剤を飲んだ後、ついに海子の前で「面目躍如」となれるのだろうか?

ただ、精力剤の包装の粗雑さを見ると、これは民間療法で調合されたものだと分かる。もし副作用があって、やっと...

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