第174章

海子の足からは、さっきのハイヒールがとっくに脱ぎ捨てられていた。黒いストッキングに包まれた足先があらわになり、その両脚は今、父の腕に抱え上げられて手首のあたりに乗せられている。黒い布越しに十本のつま先が、父の絶え間ない抽送のたびにくい、くい、と反り返ったり丸まったりを繰り返す。一瞬、十本全部が甲のほうへぴんと突き出され、次の瞬間には足の裏側へきゅっと折れ曲がる。その動きだけでも、父の腰の動きがどれほど激しく海子の身体を責め立てているのか、今の彼女がどれほど快楽に溺れているのかが、いやでも想像できた。

何分か腰を打ちつけたあとで、父は一度だけ抽送を止めた。肩がわずかに上下するほどに息を整え、...

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