第175章

海子の下半身にはガーターストッキングとハイヒールだけ、上半身もコートを一枚羽織っているだけの姿で、ふらりと外へ出ていった。

まあ、無理もない。親父の家はこの小さな島の中でも少し外れた区域にぽつんと建っていて、その周囲には発電所を囲む金網がずらりと張り巡らされている。かなり広い範囲に家は親父のところしかなく、この辺り一帯には俺たち三人以外、誰一人いないと言っていい。それが、海子があんな大胆な格好のまま平然と外に出ていった理由でもある。

海子が外へ出ていき、俺はというと、カーテンの裏に身を隠したまま、心の中で悲鳴を上げていた。足はとうに痺れきっていて、屈んで太腿を揉みほぐしたくてたまらない。...

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