第176章

父の腰と海子のお尻がぴたりと密着しているのを見た瞬間、私は悟った。父はとうとうやり遂げたのだ。乱暴としか言いようのないやり方で、この人気のない野外の状況を利用して、海子に挿し込んでしまったのだ。

挿入を果たした父は、すぐには腰を動かさなかった。海子がまだ必死にもがいていて、しかも中まで入れられてしまったせいか、その抵抗はむしろ激しくなっていたからだ。

「いっ……!」

突然、父が短く悲鳴を上げた。私は思わず目を見開いてそちらを見る。海子は中まで挿れられたことで、ようやく捨て身の抵抗手段を思いついたらしい。ぐっとうつむいたかと思うと、いきなり父の腕に噛みついたのだ。力を込めているのが遠目に...

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