第178章

時間が、一分一秒ずつ削り取られていく。

胸の内で数を数えながら、私は必死に意識をそらしていた。痛みにも似たこの感情から逃げるためでもあり、どうしようもなく入り組んだ、今この瞬間を少しでも早くやり過ごすためでもある。

どれくらい経っただろうか。五分ほどが過ぎたあたりで、父がようやく動いた。

ゆっくりと上半身を起こす。あれから数分、二人の昂ぶりは一度落ち着きを取り戻している。だからこそ、これからはより長く続けられる。今夜の一分一秒が、きっと彼らにとっては、ひどく貴重なものになるのだろう。

上半身を起こした父は、次に腰を持ち上げ始めた。

陰毛に覆われた下腹部が、海子の白く柔らかな尻のほっ...

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