第18章

海子の日記を読み終えて、私は椅子に座ったまま、長い息を吐いた。彼女の日記からは、欲望、葛藤、苦しみ、罪悪感、後悔、そして何より私という夫への深い愛情が読み取れた。

海子の日記に滲み出る苦しみを見て、私は突然後悔の念が湧いてきた。私の計画と後押しがなければ、海子は今日のような状況にはならなかったはずだ。彼女の現在の精神状態を思うと、私の胸は罪悪感と心痛で一杯になる。

しかし、もう後戻りはできない。覆水盆に返らずだ。私にできるのは、計画通りに事を進めていくことだけ。最終的にこれが喜劇で終わることを願うばかりだ。悲劇にならないように。

我が家では全自動洗濯機を使用しており、通常は汚れた衣類が...

ログインして続きを読む