第225章 IFストーリー

父親のところへ向かうあいだ、胸の奥でずっと葛藤が続いていた。

本当に、こんなことをしようとしているのか。

たとえ、私がそう望んだとして……父親と海子が、受け入れてくれるのか。

私という男は、つくづくどこかおかしいのかもしれない。

父親と、自分の妻にセックスをさせようだなんて考えているくせに、当人同士が嫌がったらどうしようと心配しているのだから。

車はとろとろと進み、やがて川べりに出た。

私はそこに車を停め、堤防に立って、滔々と流れる川をぼんやりと眺める。

岸にはいくつもの船が繋がれている。

それを見ているだけで、なかなか足が前に出なかった。

――もういいか。少なくとも、父親...

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