第325章 IFストーリー

「ぱんっ……」

「あっ……」

 また、肉と肉がぶつかる乾いた音と、短い吐息が重なる。だが、さっきまでのそれとは、まるで違う響きだった。

 まず、衝突音と衝突音の間隔が、明らかに縮まっている。これまでの音は、海子がゆっくりと腰を持ち上げ、父の股間から陰茎を引き抜き、そしてまた腰を沈めた時に鳴っていた。肉棒が抜け、彼女がじっくりと快感を味わい、半分ほど抜けきるまでに、だいたい三〇秒は間が空いていたはずだ。

 ところが今聞こえた二度の衝突は、二〇秒も経たないうちに続けざまに鳴り、そのうえ、さっきまで呻いていたのは父だったのに、今声を上げたのは海子だった。リズムを乱すような打ちつける音と、女...

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