第63章

すべてがついに起こってしまった。父がついに完全に海子を手に入れ、海子の身体はもはや私だけのものではなくなった。時は戻らず、すべては取り返しがつかない。今になって心の中で後悔が始まっているというのに。起こる前は、私はこのすべてを望んでいたのに、実際に起こってしまうと、すべてを取り戻したいと思う。しかし、もう遅すぎた——

画面の中の二人はまだ重なり合い、かつてない絶頂と快感を静めている。海子の秘所から静かに流れ続ける精液だけが、時間の経過を物語っていた。部屋には、激しいものから穏やかに、荒いものから細やかに変わっていく息遣いだけが響いている。

およそ2分後、父に押しつけられて疲れたのか、海子...

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