第41章

盛岡晃はようやく彼女を解放し、激しく上下するその胸元を見つめながら、珍しく少しばかりの忍耐を見せた。

「言えよ。聞いてやる」

まるで恩恵でも施すかのような態度で、彼女の非難やヒステリーを待ち構えている。

だが浅沢瑶は、ただ冷ややかに彼を見つめ返すだけだった。その瞳の奥にあった炎はとうに消え失せ、今や氷のように冷たい灰だけが残っている。

この男はただ、すべてを支配する感覚を味わい、彼女が取り乱す姿を見て楽しんでいるにすぎない。

これ以上言葉を交わすのは、労力の無駄でしかない。

浅沢瑶は背を向けてベッドへ歩み寄り、布団をめくった。その声は疲れきっていて、少しの抑揚もない。

「もう遅...

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