第241章 小林美穂が金を要求する

「そんなに長く拘束する必要はありません」

高橋祐介は、上田明の提案をきっぱりと退けた。

「彼らは今、もともと衣食住の宛てがない状態です。ずっと閉じ込めておいては、無料の宿を提供してやるようなものでしょう?」

「十五日間だけ閉じ込めておけば、外に出た時、その落差を骨の髄まで味わうことになりますよ!」

上田明はすかさず相槌を打つ。

「さすがは若年、お見事な手腕で!」

二人の通話は手短に終わった。

高橋祐介が顔を上げると、小林美穂が藤原家の面々の持ってきた衣類をすべて拾い集め、玄関先のゴミ箱に放り込んでいるのが見えた。

藤原家の連中が出てきた頃には、着替えの服すら残っていないだろう...

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