第264章 一緒に探す

「すぐに行きます」

高橋祐介は二つ返事で承諾した。

藤原未咲は彼をじっと見つめ、恨みがましい口調で言った。

「今回は昨日のようにお茶を濁して、嘘をついて帰ってくるなんてことしないでよ」

高橋祐介は慌てて保証する。

「安心してください。今日はZ市の雀荘をすべて洗いざらい探し出して、一軒残らず写真を撮って送りますから」

昨夜、祐介が父親とこっそり飲みに出かけたことを思い出し、未咲の胸のうちはまだ少しモヤモヤしていた。

大方父親が言い出したことだろうとはわかっていたものの、それに調子を合わせた祐介の態度にはやはり失望を隠せなかった。

「じゃあ、午後はどこを探すの?」

高橋祐介は気...

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